【決定】公認心理師の試験対策はこうすべし【真似してOK】

【決定】公認心理師の試験対策はこうすべし【真似してOK】

公認心理師の試験対策について知りたい人も多いのではないでしょうか?

この記事を読むことで、公認心理師試験の試験対策としてやるべきことが分かります。

また、公認心理師試験の試験対策としてテキスト、問題集、勉強方法などすべてを解説します。

公認心理師の試験対策

公認心理師の試験対策

公認心理師の試験対策について順番に解説します。

①試験について知る

試験対策を行うに当たって、まずは公認心理師試験がどのような試験なのかを知る必要があります。

公認心理師試験については【まとめ】公認心理師試験と試験の今後について解説にまとめています。

②現在の実力を把握する

次に、現時点でどの程度の実力があるのかを把握しましょう。

それには、実際の公認心理師試験を解いてみるのが1番です。

公認心理師の過去問題は【こう使うべし】公認心理師過去問の入手方法と活用方法を解説から入手できます。

③本を用意する

現時点での実力を把握したら、次は勉強する本を用意しましょう。

公認心理師のテキスト、問題集、過去問解説書が必要です。

公認心理師のテキストについては【推奨】公認心理師のテキストでおススメを紹介【現役講師が解説】で解説しています。

公認心理師の問題集については【推奨】公認心理師の問題集でおススメを紹介【現役講師が解説】で解説しています。

公認心理師の過去問解説書については【2022年】公認心理師の過去問解説書はこれを買えばOKで解説しています。

2022年1月6日現在、公認心理師試験が5回実施され過去問が豊富にある状態です。

そのため、現在では問題集は省いても良いと思っています。

④知識をインプットする

公認心理師のテキストと問題集を用意したら、次は知識をインプットします。

具体的な方法は【簡単】公認心理師の勉強方法は3ステップで完成する件で解説しています。

この時に厚生労働省、文部科学省、内閣府、法務省、外務省のホームページにある指針・ガイドライン、研究事業報告書などもインプットしましょう。

実際の試験では、内閣府や関係省庁のホームページを読んでいないと正解できないような問題も出題されています。

⑤過去問を解く

知識のインプットが終わったら、再び過去問を解きます。

以前解けなかった問題が解けるようになっていればOKです。

間違えた問題は、間違えた理由を抑えて満点が取れるようにします。

⑥模擬試験を受ける

公認心理師の勉強が終わり過去問も解き終わって、後は試験を待つだけの状態になったら、模擬試験を受けてみましょう。

模擬試験は、実際に試験開始時刻に合わせて解いてみることをおススメします。

自分の問題を解くペースで試験時間が足りるのか、疲労感、集中力がどの程度保てるのかが分かります。

試験問題の解き方

試験問題の解き方

次は、公認心理師の試験対策として問題の解き方を解説します。

最初から解いていく

公認心理師試験の配点を見ると一般問題は1問1点、事例問題は1問3点となっています。

午前は、問1から問58までが一般問題、問59から問77までが事例問題です。

【午前】

問1~問58:一般問題(配点1問1点)

問59~問77:事例問題(配点1問3点)

午後は、問78から問135までが一般問題、問136から問154までが事例問題です。

【午後】

問78~問135:一般問題(配点1問1点)

問136~問154:事例問題(配点1問3点)

これを見ると、問題を最後から、あるいは事例問題から解いていった方が良いと思う人もいるのではないでしょうか?

そういう解き方もアリだと思います。

ただ、おススメは通常通り最初から解いていく方法です。

理由は、一般問題の方が問題文が短く解きやすいからです。

また、一般問題は答えが1つに定まりやすいです。

このことから、脳のウォーミングアップにちょうど良いです(^^;

逆に、事例問題から解いていくと選択肢に迷うことも多いでしょう。

その場合、どんどん時間が経過していって焦りにも繋がります。

一般問題から解いていけば、時間を使わずに問題を解いていけるため、リズムにも乗りやすいです。

ちなみに、過去問題を見てもらえば分かりますが、公認心理師試験は臨床心理士試験に比べて時間に余裕があります。

臨床心理士試験の事例問題は、説明文が長く回答の選択肢に到達するまでに時間が掛かる問題もあります。

例えば、ロールシャッハテストのスコアの一覧などが掲載され、問題文だけで複数ページを読ませるような問題も出題されます。

しかし、公認心理師試験の問題はすべて日本語の文章のみで、しかも長い文章はありません。

もちろん、問題を解くスピードは人によりますが、臨床心理士試験に比べるとかなり時間に余裕があります。

つまり、基本的に時間が足りなくなることはありません。

そのため、事例問題から解いていくことも可能です。

しかし、時間に余裕があっても気持ちが焦ることを避ける意味でも最初から解いていくことをおススメします。

分からなかった問題や見直しの優先順位

試験問題には、分からなくて飛ばした問題があるかもしれません。

また、ひと通り回答が終わったら見直しをする人も多いでしょう。

その時は、次の優先順位でやるべきです。

飛ばした問題や見直しの優先順位

  1. 1問1答の事例問題
  2. 1問2答の事例問題
  3. 1問1答の一般問題
  4. 1問2答の一般問題

まず、優先すべきは事例問題ですね。

理由は、事例問題が1問3点の配点だからです。

事例問題の中でも最優先は、1問1答の問題です。

なぜなら、1問2答の問題は答えが2つとも正解の場合にのみ点数がもらえるからです。

つまり、2つとも正解しなければ、1つだけ正解しても0点です。

そのため、最優先は1問1答の事例問題、次に優先するのが1問2答の事例問題です。

そして、事例問題が終わったら一般問題です。

一般問題の優先順位も同じように、1問1答の問題、1問2答の問題の順番になります。

つまり、最優先は1問1答の事例問題、次は1問2答の事例問題、その次に1問1答の一般問題、最後に1問2答の一般問題の順番になります。

公認心理師試験を受験する時期

公認心理師試験を受験する時期

最後に、公認心理師試験を受験する時期について解説します。

とにかく早い方が良い

結論としては、受験はとにかく早い方が良いです。

下記がこれまでの公認心理師試験の合格率の推移です。

公認心理師試験の合格率の推移

公認心理師試験の合格率は79.6%、64.5%、46.4%、53.6%、58.6%と推移しています。

第1回公認心理師試験の合格率の高さを見て、試験を見送ったことを後悔している人もいるのではないでしょうか?

また、第4回試験でははじめて合格基準が138点以上から143点以上に変更されました。

第4回試験で合格基準を変更するという実績ができた以上、今後も合格基準が変更になる可能性は十分にあります。

いずれにしても受験するのであれば、早く受験しておいて損はないと思います。

経過措置がなくなる2022年第5回公認心理師試験のプレッシャーはかなりキツイ

現在、公認心理師試験は経過措置の期間になっています。

経過措置期間は、2018年から2022年までの5年間です。

つまり、現任者がGルートで受験できるのは2022年の第5回公認心理師試験までです。

現任者(Gルート)を含む受験資格の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説してます。

第5回公認心理師試験を受ける人がどんな気持ちなのか、想像してみてください。

この試験に不合格となったら、Gルートで公認心理師資格を取得することは永遠にできません。

その時のプレッシャーは相当なものだと思われます。

それだったら、早めに受験して合格しておいた方が良いですよね。

仮に落ちたとしても、知識は蓄積されますし試験慣れすることもできます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師の試験対策、試験問題の解き方、公認心理師を受験する時期について説明しました。

まとめると

公認心理師の試験対策

  1. 試験を知る
  2. 現在の実力を把握する
  3. 本を用意する
  4. 知識をインプットする
  5. 過去問を解く
  6. 模擬試験を受ける

試験問題の解き方

  • 最初から解いていく
  • 分からなくて飛ばした問題や見直しの優先順位は①1問1答の事例問題、②1問2答の事例問題、③1問1答の一般問題、④1問2答の一般問題

公認心理師試験を受験する時期

  • とにかく早い方が良い
  • 経過措置がなくなる2022年の第5回公認心理師試験のプレッシャーはかなりキツイはずなので早い方が良い

なるべく早く試験勉強をはじめることをおススメします!

公認心理師試験合格者(未登録)・臨床心理士。 社会人から一念発起して第一種臨床心理士指定大学院を受験し、臨床心理士になる。社会人から臨床心理士試験に合格した経験を活かして公認心理師試験対策講座を開講。自身も第1回公認心理師試験に合格。その後、臨床心理士試験模擬面接、臨床心理士試験論述対策、臨床心理士試験対策講座を開講し、公認心理師・臨床心理士を目指す人の支援を行っています。