公認心理師の難易度について知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
また、難易度から自分の合格可能性を知りたい人も多いと思います。
この記事を読むことで公認心理師の難易度、今後の公認心理師の難易度が分かります。
目次
公認心理師の難易度

公認心理師の難易度が高いか低いかは、個人の感覚によるのでなかなか難しいです。
そのため、ここでは合格率を基に説明します。
公認心理師の難易度は高い
第1回公認心理師試験(2018年9月9日実施分)の合格率は、79.6%でした。
第1回公認心理師試験(2018年12月16日実施分)の合格率は、64.5%でした。
第2回公認心理師試験の合格率は、46.4%でした。
第1回公認心理師試験の合格率の詳細については【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話で解説しています。
第2回公認師心理師試験の合格率の詳細については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説してます。
合格率が79.6%、64.5%、46.4%とどんどん下がっていってます。
公認心理師試験の合格率は46.4%なので、難易度はそれなりに高いです。
自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法
公認心理師試験の難易度は高いと言いましたが、人によって感じ方が違います。
そんな中、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法があります。
それは、自分で実際に試験問題を解いてみることです。
公認心理師試験の過去問と解答は、日本心理研修センターのホームページ上に公開されていて誰でも無料で手に入れることができます。
【こう使うべし】公認心理師過去問の入手方法と活用方法を解説に日本心理研修センターの該当ページへのリンクが貼ってありますので、そこから試験問題を手に入れることができます。
記事から公認心理師の試験問題を手に入れ、実際に時間を測りながら解き、採点することができます。
合格基準は、230点満点中138点以上です。
配点や合格基準の詳細については公認心理師の合格基準は60%以上 ← 配点は見直すべしで解説しています。
今後の公認心理師の難易度

ここからは、今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのかを解説します。
結論から言うと、移行期間である第5回公認心理師試験まで難易度はあまり変わらないと考えています。
つまり、第2回公認心理師試験の合格率である46.4%が第5回公認心理師試験までの基準になると考えています。
なぜなら、第2回公認心理師試験の受験者の割合が今後続いていくからです。
第1回公認心理師試験でほとんどの臨床心理士が合格しています。
第2回公認心理師試験は現任者(Gルート)の受験者が最も多く、移行期間中はこの受験者の傾向が維持されます。
現任者(Gルート)を含む受験資格の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。
もっと言うと、さらに現任者(Gルート)の受験者が増えそうです。
なぜなら、現任者講習会の受講生が増えそうだからです。
2020年の現任者講習会の受講生が増えることについては【2020年】公認心理師現任者講習会は2020年7月から12月に実施で解説しています。
さらに、注目すべきは大学院を修了したばかりのD2ルートの合格率です。
第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率は、58.8%でした。
ちなみに、第1回公認心理師試験のD2ルートの合格率は、74.6%でした。
第1回公認心理師試験は合格率が高く、あまり参考になりません。
あくまで推測ですが、第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率58.8%というのは、試験作成者としては理想通りだと思います。
なぜなら、臨床心理士試験の合格率が毎年60%ぐらいだからです。
臨床心理士試験も大学院を修了して半年後に実施されます。
公認心理師試験を臨床心理士試験と同じぐらいの合格率にしたいという想いがあるのではないでしょうか。
そう考えると、移行期間終了後のことを見据え、D2ルートの合格率が60%になるような問題にしたいということになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
公認心理師の難易度、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法、そして、今後の公認心理師の難易度について解説しました。
公認心理師の難易度
- 公認心理師の難易度は高い
- 自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法は、実際に試験問題を解いて採点してみること
今後の公認心理師の難易度
- 第2回公認心理師試験の難易度が第5回公認心理師試験まで続く
今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのか要注目ですね。