【判断】公認心理師の難易度について考えてみた件【今後も予測】

【判断】公認心理師の難易度について考えてみた件【今後も予測】

公認心理師の難易度について知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

また、難易度から自分の合格可能性を知りたい人も多いと思います。

この記事を読むことで公認心理師の難易度、今後の公認心理師の難易度が分かります。

公認心理師の難易度

公認心理師の難易度

公認心理師の難易度が高いか低いかは、個人の感覚によるのでなかなか難しいです。

そのため、ここでは合格率を基に説明します。

公認心理師の難易度は高い

これまでの公認心理師試験の合格率の推移は下記の通りです。

公認心理師試験の合格率の推移

合格率は79.6%、64.5%、46.4%、53.4%、58.6%となっています。

第1回公認心理師試験の合格率の詳細については【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話で解説しています。

第2回公認師心理師試験の合格率の詳細については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説してます。

第3回公認師心理師試験の合格率の詳細については【2020年】第3回公認心理師試験の合格率と今後を予測してみたで解説してます。

第4回公認師心理師試験の合格率の詳細については【衝撃】第4回公認心理師試験の合格率が明らかに【第5回も予測】で解説してます。

第4回試験で合格率は58.6%となっていますが、実は第4回試験では合格基準が変更されています。

合格基準は第3回試験まで138点以上だったのですが第4回試験では143点以上に変更されました。

第4回試験の合格基準が変更されたことから今後も合格基準は変更される可能性があります。

そして、合格率は60%未満なので、難易度はそれなりに高いです。

自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法

公認心理師試験の難易度は高いと言いましたが、人によって感じ方が違います。

そんな中、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法があります。

それは、実際に自分で試験問題を解いてみることです。

公認心理師試験の過去問と解答は、日本心理研修センターのホームページ上に公開されていて誰でも無料で手に入れることができます。

【こう使うべし】公認心理師過去問の入手方法と活用方法を解説に日本心理研修センターの該当ページへのリンクが貼ってありますので、そこから試験問題を手に入れることができます。

過去の公認心理師の試験問題を手に入れ、実際に時間を測りながら解くことができます。

合格基準は第3回試験までが230点満点中138点以上で、第4回試験は230点満点中143点以上です。

配点や合格基準の詳細については【判明】公認心理師試験の合格基準は正答率60%以上というのは間違いで解説しています。

今後の公認心理師の難易度

今後の公認心理師の難易度

ここからは、今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのかを解説します。

結論から言うと、移行期間である第5回公認心理師試験まで難易度は少し変動すると考えています。

第4回公認心理師試験で合格基準を変え、合格率は58.6%でした。

第1回公認心理師試験は何もかもはじめての試験であり、受験生も臨床心理士が多数でした。

そして、ほとんどの臨床心理士が合格しました。

その後、第1回公認心理師追加試験から難易度は急上昇しました。

第2回公認心理師試験は現任者(Gルート)の受験者が最も多く、難易度も第1回公認心理師追加試験を引き継いだ形となっています。

第3回公認心理師試験は現任者(Gルート)の受験者が最も多く、難易度も第2回公認心理師試験に比べ若干低く(ほぼ同じ)なっています。

第4回公認心理師試験は現任者(Gルート)の受験者が最も多く、難易度は下がりましたが合格基準を変更しました。

現任者(Gルート)を含む受験資格の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

さらに、注目すべきは大学院を修了したばかりの人の合格率です。

第1回公認心理師試験で大学院を修了したばかりのD2ルートの合格率は、74.6%でした。

第2回公認心理師試験で大学院を修了したばかりのD2ルートの合格率は、58.8%でした。

第3回公認心理師試験で大学院を終了したばかりのEルートの合格率は、81.0%でした。

第4回公認心理師試験で大学院を終了したばかりのEルートの合格率は、85.5%でした。

合格率は74.6%、58.8%、81.0%、85.5%とかなりの幅で上下しています。

個人的には大学院修了生の合格率が85.5%というのは高すぎると感じています。

なぜなら、臨床心理士試験の合格率が毎年60%ぐらいだからです。

臨床心理士試験も大学院を修了して約半年後に実施されます。

あまり合格率が高すぎると、世間から誰でも合格できる試験と認知されてしまいます。

そう考えると、合格率が60%になるような試験が理想ではないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師の難易度、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法、そして、今後の公認心理師の難易度について解説しました。

公認心理師の難易度

  • 公認心理師の難易度は高い
  • 自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法は、実際に試験問題を解いて採点してみること

今後の公認心理師の難易度

  • 合格率60%というのが1つの基準になる

今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのか要注目ですね。

公認心理師試験合格者(未登録)・臨床心理士。 社会人から一念発起して第一種臨床心理士指定大学院を受験し、臨床心理士になる。社会人から臨床心理士試験に合格した経験を活かして公認心理師試験対策講座を開講。自身も第1回公認心理師試験に合格。その後、臨床心理士試験模擬面接、臨床心理士試験論述対策、臨床心理士試験対策講座を開講し、公認心理師・臨床心理士を目指す人の支援を行っています。