公認心理師試験についておススメの勉強方法を知りたい人も多いのではないでしょうか?
なるべく効率良く勉強したいですよね。
この記事を読むことで公認心理師試験の勉強方法、さらに独学が可能かどうかが分かります。
目次
公認心理師の勉強方法

公認心理師試験の勉強方法について解説します。
具体的には、次の3ステップで勉強することをおススメします。
①理解する
まず、知識を理解することです。
勉強することは知識を覚えることだと思っている人が多いのですが、その前に知識を理解することが重要です。
理由は、人間の脳は高校生以上の大人の脳になると理解していないことは覚えられないからです。
このことは脳科学でも言われていることです。
中学生ぐらいまでは、特に意味のないことでも覚えることができたと思います。
しかし、大人になるとそうではないことは実体験からもなんとなく分かるのではないでしょうか(^^;
そのため、少しでも分からないことが出てくると本やインターネットで調べるようにする癖をつける必要があります。
このことは、公認心理師試験でとても重要だと考えています。
なぜなら、公認心理師試験では聞いたことのないような用語や理論が出てくることがあるからです。
そのため、普段から興味や関心を持って色々なことを調べる癖を身につける必要があります。
②覚える
知識を理解した後は、覚えます。
覚え方は色々あると思います。
見て覚える、書いて覚える、声に出して覚える、単語カードを使う、まとめノートを作る、これらの組み合わせで覚えるなど…結局覚えることができれば良いので、自分の好きな方法で覚えれば良いと思います。
社会人から臨床心理士指定大学院を目指していたときには予備校に通っていて、その予備校の先生はカードを使うことをおススメしていましたね。
単語カードよりも少し大きめのカードを用意して表にキーワードを書き、裏にそのキーワードの説明を書いて覚えていました。
そして、忘れたら何度も見て覚えることを繰り返していました。
ただ、最近は見て覚えるのが自分には合うなと感じています。
大学院の試験は記述式のため、記憶の再生が必要でした。
しかし、公認心理師試験はマークシートなので記憶の再認ができれば良いということになります。
ただし、記憶の定着のために再生できるようにしておいた方が良いでしょう。
具体的には、人に説明できるレベルを目指しましょう。
③問題演習する
知識を理解して覚えた後は、問題を解くことで知識の定着を図ります。
また、問題を解くことで実際の出題方法を知ることができたり、新たな知識を得ることができます。
例えば、基礎心理学の学習について勉強したら、学習に関する問題を解きます。
こうすることで学習に関する知識が定着するとともに、実際にどのような形で出題されるのかがわかります。
さらに、問題を解くことで今まで学習について知らなかった部分を知ることができたり、間違って覚えていた部分に気づくこともできます。
間違えた問題については、正しい知識を理解して覚えます。
正解した問題についても、回答を選んだ理由が正しかったかを確認します。
その際にすべての選択肢について、選択したあるいは選択しなかった理由が正しかったかを確認します。
この理由を理解し、覚えます。
公認心理師の勉強方法として独学は可能か?

次に、公認心理師試験の勉強方法として独学が可能かについて解説します。
独学が可能かどうかは、過去にどれだけ心理学の勉強をしたかと本人の意志の強さが影響します。
独学が向いている人
過去に心理学についてしっかり勉強した人は、知識を思い出すだけですので独学することが可能です。
ただし、公認心理師法や厚生労働省、文部科学省のホームページなど公認心理師オリジナルの部分は新たに覚える必要があります。
また、過去に心理学についてしっかり勉強した人でも公認心理師試験の問題を見てもらえばわかるように、試験に合格するのは簡単ではありません。
現任者講習会に出さえすれば、国家資格である公認心理師が取れると思っている人は合格できないでしょう。
また、公認心理師試験の合格率には少し変動があり第4回試験では合格基準の変更もありました。
第1回公認心理師試験の合格率については【予測】公認心理師の合格率は今後は下がり続けるという話で解説しています。
第2回公認心理師試験の合格率については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説しています。
第3回公認心理師試験の合格率については【2020年】第3回公認心理師試験の合格率と今後を予測してみたで解説しています。
第4回公認心理師試験の合格率については【衝撃】第4回公認心理師試験の合格率が明らかに【第5回も予測】で解説しています。
さらに、独学なので自分でモチベーションをコントロールする必要があります。
仕事で疲れて勉強する気にならない日とかでもモチベーションをコントロールして勉強できる人は、独学できると思います。
独学が向いていない人
独学が向いている人の反対で、過去に心理学についてしっかり勉強していない人は新たに知識を覚えなければいけません。
この場合は、かなり時間が掛かると思います。
公認心理師試験は、現任者講習会を受講すれば合格できるような試験ではありません。
公認心理師試験の問題を見てもらえば分かるように出題範囲は幅広く、試験に合格するのは簡単ではありません。
長期間、自分のモチベーションをコントロールする必要があります。
そのため、自分のモチベーションをコントロールして勉強していくことが苦手な人には独学は難しいでしょう。
公認心理師の勉強で独学の限界を感じた場合の対処方法

それでは、公認心理試験の勉強で独学に限界を感じた時はどうすれば良いのでしょうか?
独学に限界を感じたときの対処方法について解説します。
仲間をつくる
まず、仲間をつくることです。
職場など身近で公認心理師の試験勉強をしている人がいたら、一緒に勉強することです。
試験についての情報交換もできますし、何よりも同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間の存在は励みになるでしょう。
予備校を利用する
そうは言っても、身近に公認心理師を目指している人がいない場合もありますね。
そういう場合は、予備校を利用するのも一つの方法です。
自分も大学院受験の際には、独学に限界を感じて予備校を利用しました。
予備校を利用したことで、それまで心理学について全く知識のなかった自分でも大学院に合格することができました。
先程の仲間についても、予備校であれば同じ目標に向かって頑張っている人がいるので仲間になりやすいです。
当ブログでも公認心理師試験対策講座を開いているので、独学が苦手な人は検討してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
公認心理師試験の勉強方法、独学が可能かどうか、独学に限界を感じた場合の対処方法について説明しました。
まとめると
公認心理師の勉強方法
- 理解する
- 覚える
- 問題演習する
公認心理師の勉強で独学は可能か?
- 過去に心理学をしっかり勉強したことがあり、モチベーションをコントロールできる人は独学可能
- 過去に心理学をしっかり勉強したことがなく、モチベーションのコントロールが苦手な人は独学が難しい
公認心理師の勉強で独学に限界を感じた場合の対処方法
- 仲間をつくる
- 予備校を利用する
自分に合った方法を見つけて勉強できると良いですね。