【推奨】公認心理師の問題集でおススメを紹介【現役講師が解説】

【推奨】公認心理師の問題集でおススメを紹介【現役講師が解説】

公認心理師の問題集についておススメを知りたい人も多いのではないでしょうか?

たくさんの問題集が販売されているので、どれを買えば良いのか迷いますよね。

この記事を読むことでおススメの公認心理師の問題集、そして、問題集の有効な使い方が分かります。

必ず解きたい公認心理師の問題集

必ず解きたい公認心理師の問題集

私は、公認心理師試験対策講座を運営しています。

公認心理師試験対策講座で受講生におススメしている問題集を紹介します。

まずは、必ず解きたい公認心理師の問題集です。

公認心理師試験 これ1冊で! 最後の肢別ドリル 改訂版

この本は、公認心理師法の問題集としてとても価値があります。

公認心理師法については【必須】公認心理師法で必ず覚える必要がある13条【間違いない】で解説しています。

公認心理師法を含む公認心理師の職責は、ブループリントでも9%と出題割合が最大です。

ブループリントについては【解説】公認心理師のブループリントとは何なのかお答えしますで解説しています。

公認心理師法は、きちんと条文を覚えていれば解ける問題も多く、必ず得点したい分野です。

この本は法律研究所が作成していることもあり、公認心理師法についてかなり細かい部分まで問う問題が収録されています。

心理学の人だと、ここまで作成することはできないと思います。

なので、普段法律に馴染みのない人にとってはとても勉強になります。

現時点では、公認心理師法の問題集としてはこれがベストです。

できれば解きたい公認心理師の問題集

できれば解きたい公認心理師の問題集

次は、できれば解きたい公認心理師の問題集です。

2021年版 一発合格! 公認心理師 徹底対策問題集

この本は、「2021年版 一発合格! 公認心理師 対策テキスト&予想問題集」というテキストの問題集版です。

内容は、下記の通りです。

  1. 公認心理師としての職責
  2. 基礎心理学
  3. 心理アセスメント
  4. 心理的支援
  5. 精神疾患とその治療
  6. 関係行政論

そして、この章立ては「2021年版 一発合格! 公認心理師 対策テキスト&予想問題集」とまったく同じです。

そのため、「2021年版 一発合格! 公認心理師 対策テキスト&予想問題集」で勉強した部分について、こちらの問題集で問題を解くことができます。

例えば、「2021年版 一発合格! 公認心理師 対策テキスト&予想問題集」の「公認心理師としての職責」を勉強した後に「2021年版 一発合格! 公認心理師 徹底対策問題集」の「公認心理師としての職責」を解くことで理解度を確認することができます。

テキストを読んだ後、すぐに該当分野の問題を解くのはとても有効な勉強方法だと思います。

忙しい人のための公認心理師試験対策問題集 (上巻)

この本には、上巻と下巻があります。

上巻では、「はじめに」の部分に「点を取る技術」が解説されています。

そこでは問題作成者が問題を作成する際の×の選択肢の作り方等が解説してあり、問題を解く際の参考になります。

この部分は下巻には書かれていないので注意してください。

上巻の内容は、次の通りです。

  1. 公認心理師としての職責の自覚
  2. 問題解決能力と生涯学習
  3. 多職種連携
  4. 障害者(児)の心理学
  5. 心理状態の観察及び結果の分析
  6. 心理に関する支援(相談、助言、指導その他の援助)
  7. 健康・医療に関する心理学
  8. 福祉に関する心理学
  9. 教育に関する心理学
  10. 司法・犯罪に関する心理学
  11. 産業・組織に関する心理学
  12. 精神疾患とその治療

主に公認心理師の職責、心理学の5領域の分野になります。

忙しい人のための公認心理師試験対策問題集 (下巻)

下巻の内容は、次の通りです。

  1. 心理学・臨床心理学の全体像
  2. 心理学における研究
  3. 心理学に関する実験
  4. 知覚及び認知
  5. 学習及び言語
  6. 感情及び人格
  7. 脳・神経の働き
  8. 社会及び集団に関する心理学
  9. 発達
  10. 人体の構造と機能及び疾病
  11. 公認心理師に関係する制度
  12. その他(心の健康教育に関する事項等)

主に基礎心理学、社会心理学、発達心理学、関係行政論の分野になります。

公認心理師の問題集の有効な使い方

公認心理師の問題集の有効な使い方

最後に、公認心理師の問題集の有効な使い方について解説します。

テキストで勉強した直後にその分野の問題を解く

テキストで勉強した直後に、その分野の問題を解くようにしましょう。

公認心理師のテキストについては【推奨】公認心理師のテキストでおススメを紹介【現役講師が解説】で解説しています。

例えば、公認心理師の職責を勉強したら「公認心理師試験 これ1冊で! 最後の肢別ドリル 改訂版」を解くという感じです。

勉強した知識を本当に理解できているのか、どのような形で出題されるのかを知ることができます。

つまり、問題集を使ってアウトプットします。

分からないところや間違ったところを調べ知識をインプットする

問題を解いていくと、分からないところや間違った箇所が出てくると思います。

その場合、きちんと解説を読んで理解するようにしましょう。

解説を読んでも分からない部分があれば、他の本やインターネットを使って調べます。

分からないことは、調べる癖をつけると良いです。

そして、分からないところや間違ったところをインプットしていきます。

分からないところや間違ったところを中心に正解できるまで解く

分からないところや間違ったところについては、正解できるまで何度も解きましょう。

同じ問題を何回も間違えて落ち込むかもしれません。

でもそれって誰にでもあることですし、落ち込む必要はありません。

再び知識をインプットしたら、時間を置いて何度でもチャレンジしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

必ず解きたい公認心理師の問題集、できれば解きたい公認心理師の問題集、そして、それらの有効な使い方を解説しました。

まとめると

必ず解きたい公認心理師の問題集

  • 公認心理師試験 これ1冊で! 最後の肢別ドリル 改訂版

できれば解きたい公認心理師の問題集

  • 2021年版 一発合格! 公認心理師 徹底対策問題集
  • 忙しい人のための公認心理師試験対策問題集(上巻)
  • 忙しい人のための公認心理師試験対策問題集(下巻)

公認心理師の問題集の有効な使い方

  • テキストで勉強した直後にその分野の問題を解く
  • 分からないところや間違ったところを調べ知識をインプットする
  • 分からないところや間違ったところを中心に正解できるまで解く

ここまで解説していながら、2022年1月6日現在、問題集はあまり重要ではないと思っています。

理由はすでに第4回公認心理師試験まで終わっていて過去問が豊富にあるため、アウトプットは問題集ではなく過去問を解いた方が良いと思っているからです。

もし、試験まであまり時間が無いようなら問題集をやらずに過去問だけをやる方法も有効だと思います。

公認心理師試験合格者(未登録)・臨床心理士。 社会人から一念発起して第一種臨床心理士指定大学院を受験し、臨床心理士になる。社会人から臨床心理士試験に合格した経験を活かして公認心理師試験対策講座を開講。自身も第1回公認心理師試験に合格。その後、臨床心理士試験模擬面接、臨床心理士試験論述対策、臨床心理士試験対策講座を開講し、公認心理師・臨床心理士を目指す人の支援を行っています。