公認心理師

【比較】公認心理師と臨床心理士の難易度を比べてみた件

【比較】公認心理師と臨床心理士の難易度を比べてみた件

公認心理師と臨床心理士ってどっちが難しいんだろう?…公認心理師と臨床心理士の難易度について知りたい!…それから、難易度についてどのくらい差があるのかも教えてほしい!

IKEDA
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こういった疑問に答えるため、今回は公認心理師と臨床心理士の難易度について解説します。

公認心理師と臨床心理士のどちらが難しいのか知りたい人も多いのではないでしょうか?

2つの試験の難易度を比べるのは難しいのですが、やってみました。

この記事を読むことで公認心理師と臨床心理士のどちらが難しいのか、さらにどのくらい差があるのかが分かります。

公認心理師と臨床心理士の難易度

公認心理師と臨床心理士の難易度

公認心理師と臨床心理士の難易度を比べるのは、簡単ではありません。

そこで、ここでは合格率で比較してみます。

公認心理師試験と臨床心理士試験の合格率は、次の通りです。

公認心理師試験と臨床心理士試験の合格率の推移

第1回公認心理師試験の合格率については【予測】公認心理師の合格率は今後下がりつづけるという話で解説しています。

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公認心理師試験はまだ2回しか行われておらず、現在は移行期間中です。

そのため、データ数が少ないのですが上記の結果になっています。

これだけ見るとどちらが難易度が高いのか分からないので、もう少し条件を合わせる(統制する(^^;)必要があります。

公認心理師と臨床心理士の受験生を揃えて難易度を比較する

公認心理師と臨床心理士の受験生を揃えて難易度を比較する

公認心理師と臨床心理士の難易度を比較するには、受験生を揃える必要があります。

このことについて深掘りします。

公認心理師と臨床心理士の受験生を大学院修了生に揃えて難易度を比較する

公認心理師と臨床心理士の受験生には、大きな違いがあります。

公認心理師は移行期間中であり、現任者はGルートで受験することができます。

一方、臨床心理士は臨床心理士指定大学院を修了しなければ受験資格がありません。

そして、公認心理師の受験者にも大学院修了者(Cルート、D1ルート、D2ルート、Gルートの一部)がいます。

公認心理師の受験資格については【解説】公認心理師の受験資格は全部で8パターンで解説しています。

【解説】公認心理師の受験資格は全部で8パターン
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公認心理師と臨床心理士を比較するためには、受験生を揃えて比較する必要があります。

公認心理師の受験生を大学院修了者に限定すると、該当するのはD1、D2ルートです。

Cルートについては、人数が圧倒的に少なく主に海外の大学や大学院を修了した人であるため対象から外します。

日本心理研修センターから発表された第2回公認心理師試験の合格者の内訳は、次の通りです。

第2回公認心理師試験の受験者数
第2回公認心理師試験の区分別の合格率

合格率はD1ルートが53.6%、D2ルートが58.8%でした。

ここからD1、D2ルートをまとめた合格率を算出します。

受験区分毎の合格者数と合格率から受験者数を計算したのが、次の表です。

ただし、合格率の小数点第2位以下の数値が分からないため、正確な数値ではありません。

そのため、受験者の合計が5人ズレています。

しかし、ここでは誤差の範囲と考えます(^^;

D1、D2ルートの受験者数と合格者数からD1、D2ルートをまとめた合格率を計算します。

D1、D2ルートをまとめた合格率

(1,879 + 1,253) ÷ (3,506 + 2,131) × 100 = 55.56

D1、D2ルートをまとめた合格率は、約55.6%になります。

一方、2019年の臨床心理士試験はまだ行われていません。

ただし、臨床心理士試験には歴史があり毎年合格率に大きな変動がないため、2018年のデータで考えます。

2018年の臨床心理士試験の合格率は、63.6%でした。

2019年の第2回公認心理師試験のD1、D2ルートの合格率が55.6%なのに対し、2018年の臨床心理士試験の合格率が63.6%です。

なので、公認心理師の方が難易度は高いと考えられます。

もっと公認心理師と臨床心理士の受験生を揃えて難易度を比較する

公認心理師と臨床心理士の大学院修了生に限定して、合格率を比較してみました。

ただ、一つ疑問があります。

それは、公認心理師のD1ルートの受験生と臨床心理士の受験者を単純に比較していいのかという疑問です。

公認心理師のD1ルートには、何十年も前に大学院を修了した人がいます。

一方、臨床心理士試験の受験者にも何十年も前に大学院を修了し、ずっと試験に合格できずに受験し続けている人がいるかもしれません。

しかし、そのような人はかなり少ないと考えられます。

つまり、公認心理師試験には何十年も前に大学院を修了したD1ルートの受験生が一定数いる一方、臨床心理士試験にはそのような受験生はほとんどいないと考えられます。

この部分の条件を合わせて比較すべきで、その場合、最も適切なのは大学院を修了したばかりのD2ルートの人になります。

2019年の第2回公認心理師試験におけるD2ルートの合格率は、58.8%でした。

2018年の臨床心理士試験の合格率は、63.6%でした。

2019年の第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率が58.8%なのに対し、2018年の臨床心理士試験の合格率が63.6%です。

合格率を比べると、公認心理師試験の方が少し難易度は高いことになります。

公認心理師と臨床心理士の試験内容を揃えて難易度を比較する

公認心理師と臨床心理士の試験内容を揃えて難易度を比較する

ここまで、公認心理師と臨床心理士の難易度を受験生を揃えて比較してきました。

ここで、さらに試験内容も揃えて考えてみます。

臨床心理士試験には、一次試験と二次試験があります。

一次試験は、筆記試験と論述試験です。

ただし、一次試験の結果は筆記試験と論述試験の文字数を守っているかで判断されます。

二次試験は、面接です。

ただし、最終的な合格は筆記試験、論述試験、面接試験の総合判断です。

そして、公表されている臨床心理士の合格率は最終的に合格した人の割合です。

公認心理師と臨床心理士をより条件を合わせて比較するには、筆記試験のみで比べる必要があります。

つまり、公認心理師試験の合格率と臨床心理士試験の一次試験合格率を比べます。

臨床心理士試験の一次試験では論述で文字数を守らずに不合格になった受験者がいるかもしれませんが、ここではそのような人はいないと考えます。

2018年の臨床心理士試験の一次試験受験者は2,214名、二次試験受験許可者は1,519名でした。

これは、臨床心理士報第30巻第1号に掲載されているデータです。

ここから、臨床心理士試験の一次試験合格率を計算します。

臨床心理士試験の一次試験合格率

1,519 ÷ 2,214 × 100 = 68.6 

2018年の臨床心理士試験の一次試験合格率は、68.6%です。

公認心理師試験のD2ルートの合格率は、58.8%でした。

2019年の第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率が58.8%なのに対し、2018年の臨床心理士試験(一次試験)の合格率は68.6%です。

ここでも合格率を比べた場合、公認心理師試験の方が難易度が高いことになります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師と臨床心理士の難易度について説明しました。

ここで、一つ注意しておいてほしいことがあります。

それは、公認心理師試験と臨床心理士試験の難易度を合格率だけでは判断できないということです。

ここまで説明しておきながらと思われるかもしれません(^^;

しかし、この2つの試験は試験問題の性質に差があるため、難易度を合格率だけで簡単に比べることはできません。

考えてもらえれば分かると思いますが、性質の異なる試験の難易度を比べるのは容易ではないです。

例えば、医師国家試験の合格率は90%ぐらいですが、公認心理師試験より簡単だとは言えないと思います。

そのため、受験者や試験内容をなるべく揃えて比較しましたが、それでも一概には言えないです。

公認心理師試験に合格した人が臨床心理士試験に落ちたり、逆に公認心理師試験に不合格の人が臨床心理士試験に合格することもあるでしょう。

そのため、一つの考えとして読んでいただけたらと思います。

【結論】公認心理師と臨床心理士のどちらを目指すべきかお答えします
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