【判断】公認心理師の難易度について考えてみた件【今後も予測】

【判断】公認心理師の難易度について考えてみた件【今後も予測】

公認心理師の難易度について知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

また、難易度から自分の合格可能性を知りたい人も多いと思います。

この記事を読むことで公認心理師の難易度、今後の公認心理師の難易度が分かります。

公認心理師の難易度

公認心理師の難易度

公認心理師の難易度が高いか低いかは、個人の感覚によるのでなかなか難しいです。

そのため、ここでは合格率を基に説明します。

公認心理師の難易度は高い

第1回公認心理師試験(2018年9月9日実施分)の合格率は、79.6%でした。

第1回公認心理師試験(2018年12月16日実施分)の合格率は、64.5%でした。

第2回公認心理師試験の合格率は、46.4%でした。

第1回公認心理師試験の合格率の詳細については【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話で解説しています。

第2回公認師心理師試験の合格率の詳細については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説してます。

合格率が79.6%、64.5%、46.4%とどんどん下がっていってます。

公認心理師試験の合格率は46.4%なので、難易度はそれなりに高いです。

自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法

公認心理師試験の難易度は高いと言いましたが、人によって感じ方が違います。

そんな中、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法があります。

それは、自分で実際に試験問題を解いてみることです。

公認心理師試験の過去問と解答は、日本心理研修センターのホームページ上に公開されていて誰でも無料で手に入れることができます。

【こう使うべし】公認心理師過去問の入手方法と活用方法を解説に日本心理研修センターの該当ページへのリンクが貼ってありますので、そこから試験問題を手に入れることができます。

記事から公認心理師の試験問題を手に入れ、実際に時間を測りながら解き、採点することができます。

合格基準は、230点満点中138点以上です。

配点や合格基準の詳細については公認心理師の合格基準は60%以上 ← 配点は見直すべしで解説しています。

今後の公認心理師の難易度

今後の公認心理師の難易度

ここからは、今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのかを解説します。

結論から言うと、移行期間である第5回公認心理師試験まで難易度はあまり変わらないと考えています。

つまり、第2回公認心理師試験の合格率である46.4%が第5回公認心理師試験までの基準になると考えています。

なぜなら、第2回公認心理師試験の受験者の割合が今後続いていくからです。

第1回公認心理師試験でほとんどの臨床心理士が合格しています。

第2回公認心理師試験は現任者(Gルート)の受験者が最も多く、移行期間中はこの受験者の傾向が維持されます。

現任者(Gルート)を含む受験資格の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

もっと言うと、さらに現任者(Gルート)の受験者が増えそうです。

なぜなら、現任者講習会の受講生が増えそうだからです。

2020年の現任者講習会の受講生が増えることについては【2020年】公認心理師現任者講習会は2020年7月から12月に実施で解説しています。

さらに、注目すべきは大学院を修了したばかりのD2ルートの合格率です。

第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率は、58.8%でした。

ちなみに、第1回公認心理師試験のD2ルートの合格率は、74.6%でした。

第1回公認心理師試験は合格率が高く、あまり参考になりません。

あくまで推測ですが、第2回公認心理師試験のD2ルートの合格率58.8%というのは、試験作成者としては理想通りだと思います。

なぜなら、臨床心理士試験の合格率が毎年60%ぐらいだからです。

臨床心理士試験も大学院を修了して半年後に実施されます。

公認心理師試験を臨床心理士試験と同じぐらいの合格率にしたいという想いがあるのではないでしょうか。

そう考えると、移行期間終了後のことを見据え、D2ルートの合格率が60%になるような問題にしたいということになります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師の難易度、自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法、そして、今後の公認心理師の難易度について解説しました。

公認心理師の難易度

  • 公認心理師の難易度は高い
  • 自分にとっての公認心理師の難易度を知る方法は、実際に試験問題を解いて採点してみること

今後の公認心理師の難易度

  • 第2回公認心理師試験の難易度が第5回公認心理師試験まで続く

今後の公認心理師の難易度がどうなっていくのか要注目ですね。

【簡単】公認心理師の勉強方法は3ステップで完成する件

【簡単】公認心理師の勉強方法は3ステップで完成する件

公認心理師試験についておススメの勉強方法を知りたい人も多いのではないでしょうか?

なるべく効率良く勉強したいですよね。

この記事を読むことで公認心理師試験の勉強方法、さらに独学が可能かどうかが分かります。

公認心理師の勉強方法

公認心理師の勉強方法

公認心理師試験の勉強方法について解説します。

具体的には、次の3ステップで勉強することをおススメします。

①理解する

まず、知識を理解することです。

勉強することは知識を覚えることだと思っている人が多いのですが、その前に知識を理解することが重要です。

理由は、人間の脳は高校生以上の大人の脳になると理解していないことは覚えられないからです。

このことは脳科学でも言われていることです。

中学生ぐらいまでは、特に意味のないことでも覚えることができたと思います。

しかし、大人になるとそうではないことは実体験からもなんとなく分かるのではないでしょうか(^^;

そのため、少しでも分からないことが出てくると本やインターネットで調べるようにする癖をつける必要があります。

このことは、公認心理師試験でとても重要だと考えています。

なぜなら、公認心理師試験では聞いたことのないような用語や理論が出てくることがあるからです。

そのため、普段から興味や関心を持って色々なことを調べる癖を身につける必要があります。

②覚える

知識を理解した後は、覚えます。

覚え方は色々あると思います。

見て覚える、書いて覚える、声に出して覚えるなど…結局覚えることができれば良いので、自分の好きな方法で覚えれば良いと思います。

社会人から臨床心理士指定大学院を目指していたときには予備校に通っていて、その予備校の先生はカードを使うことをおススメしていましたね。

単語カードよりも少し大きめのカードを用意して表にキーワードを書き、裏にそのキーワードの説明を書いて覚えていました。

そして、忘れたら何度も見て覚えることを繰り返していました。

大学院の試験は記述式のため、記憶の再生が必要でした。

しかし、公認心理師試験はマークシートなので記憶の再認ができれば良いということになります。

ただし、記憶の定着のために再生できるようにしておいた方が良いでしょう。

具体的には、人に説明できるレベルを目指しましょう。

③問題演習する

知識を理解して覚えた後は、問題を解くことで知識の定着を図ります。

また、問題を解くことで実際の出題方法を知ることができたり、新たな知識を得ることができます。

例えば、基礎心理学の学習について勉強したら、学習に関する問題を解きます。

こうすることで学習に関する知識が定着するとともに、実際にどのような形で出題されるのかがわかります。

さらに、問題を解くことで今まで学習について知らなかった部分を知ることができたり、間違って覚えていた部分に気づくこともできます。

間違えた問題については、正しい知識を理解して覚えます。

正解した問題についても、回答を選んだ理由が正しかったかを確認します。

その際にすべての選択肢について、選択したあるいは選択しなかった理由が正しかったかを確認します。

この理由を理解し、覚えます。

公認心理師の勉強方法として独学は可能か?

公認心理師の勉強方法として独学は可能か?

次に、公認心理師試験の勉強方法として独学が可能かについて解説します。

独学が可能かどうかは、過去にどれだけ心理学の勉強をしたかと本人の意志の強さが影響します。

独学が向いている人

過去に心理学についてしっかり勉強した人は、知識を思い出すだけですので独学することが可能です。

ただし、公認心理師法や厚生労働省、文部科学省のホームページなど公認心理師オリジナルの部分は新たに覚える必要があります。

また、過去に心理学についてしっかり勉強した人でも公認心理師試験の問題を見てもらえばわかるように、試験に合格するのは簡単ではありません。

現任者講習会に出さえすれば、国家資格である公認心理師が取れると思っている人は合格できないでしょう。

また、公認心理師試験の合格率は下がっていっています。

第1回公認心理師試験の合格率については【予測】公認心理師の合格率は今後は下がり続けるという話で解説しています。

第2回公認心理師試験の合格率については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説しています。

さらに、独学なので自分でモチベーションをコントロールする必要があります。

仕事で疲れて勉強する気にならない日とかでもモチベーションをコントロールして勉強できる人は、独学できると思います。

独学が向いていない人

独学が向いている人の反対で、過去に心理学についてしっかり勉強していない人は新たに知識を覚えなければいけません。

この場合は、かなり時間が掛かると思います。

公認心理師試験は、現任者講習会に出れば合格できるような試験ではありません。

公認心理師試験の問題を見てもらえば分かるように出題範囲は幅広く、試験に合格するのは簡単ではありません。

長期間、自分のモチベーションをコントロールする必要があります。

そのため、自分のモチベーションをコントロールして勉強していくことが苦手な人には独学は難しいでしょう。

公認心理師の勉強で独学の限界を感じた場合の対処方法

公認心理師の勉強で独学の限界を感じた場合の対処方法

それでは、公認心理試験の勉強で独学に限界を感じた時はどうすれば良いのでしょうか?

独学に限界を感じたときの対処方法について解説します。

仲間をつくる

まず、仲間をつくることです。

職場など身近で公認心理師の試験勉強をしている人がいたら、一緒に勉強することです。

試験についての情報交換もできますし、何よりも同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間の存在は励みになるでしょう。

予備校を利用する

そうは言っても、身近に公認心理師を目指している人がいない場合もありますね。

そういう場合は、予備校を利用するのも一つの方法です。

自分も大学院受験の際には、独学に限界を感じて予備校を利用しました。

予備校を利用したことで、それまで心理学について全く知識のなかった自分でも大学院に合格することができました。

先程の仲間についても、予備校であれば同じ目標に向かって頑張っている人がいるので仲間になりやすいです。

当ブログでも公認心理師試験対策講座を開いているので、独学が苦手な人は検討してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師試験の勉強方法、独学が可能かどうか、独学に限界を感じた場合の対処方法について説明しました。

まとめると

公認心理師の勉強方法

  1. 理解する
  2. 覚える
  3. 問題演習する

公認心理師の勉強で独学は可能か?

  • 過去に心理学をしっかり勉強したことがあり、モチベーションをコントロールできる人は独学可能
  • 過去に心理学をしっかり勉強したことがなく、モチベーションのコントロールが苦手な人は独学が難しい

公認心理師の勉強で独学に限界を感じた場合の対処方法

  • 仲間をつくる
  • 予備校を利用する

自分に合った方法を見つけて勉強できると良いですね。

【まとめ】公認心理師試験と試験の今後について解説

【まとめ】公認心理師試験と試験の今後について解説

公認心理師試験がどんな試験なのか知りたい人も多いのではないでしょうか?

また、試験の今後について知りたい人もいるでしょう。

この記事を読むことで公認心理師試験がどんな試験なのか、さらに試験の今後がどうなっていくのかが分かります。

公認心理師試験

第1回公認心理師試験

試験日

第1回公認心理師試験は、2018年9月に行われました。

第2回公認心理師試験は、2019年8月に行われました。

そして、第3回公認心理師試験は、2020年6月に行われる予定でした。

しかし、第3回公認心理師試験については新型コロナウイルスの影響で試験が延期されています。

公認心理師試験の試験日については【判明】第3回公認心理師試験の試験日が明らかになった件で解説しています。

ちなみに、現任者(Gルート)が公認心理師試験を受験できるのは第5回公認心理師試験までです。

現任者(Gルート)など受験資格については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

問題数、出題方式

試験問題は全154問、試験時間は4時間、全問マークシート方式です。

ただし、試験は午前と午後に分かれます。

つまり、午前に77問を2時間で解き、お昼休憩を挟んで、再び午後に77問を2時間で解く試験です。

そして午前、午後ともに77問中一般問題が58問、事例問題が19問出題されます。

公認心理師試験

【午前】問題数77問:一般問題58問、事例問題19問

【午後】問題数77問:一般問題58問、事例問題19問

午前と午後で全く同じ問題数の一般問題と事例問題を解くことになります。

配点

配点は、一般問題は1問1点、事例問題は1問3点です。

【午前問題】については、次の通りです。

一般問題:58問 × 1点 = 58点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【問題数】77問、【合計得点】115点

【午後問題】については、次の通りです。

一般問題:58問 × 1点 = 58点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【問題数】77問、【合計得点】115点

配点についても、午前と午後で全く同じになります。

合格基準

公認心理師試験の合格基準は、総得点230点満点中138点(60%)以上で合格です。

公認心理師試験の合格基準については公認心理師試験の合格基準は60%以上 ← 配点は見直すべしで解説しています。

合格率

第1回公認心理師試験の合格率は、79.6%です。

第1回公認心理師試験の合格率については【予測】公認心理師の合格率は下がり続けるという話で解説しています。

第2回公認心理師試験の合格率は、46.4%です。

第2回公認心理師試験の合格率については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説しています。

一気に合格率が下がっていますね。

公認心理師試験は今後どうなっていくのか?

公認心理師試験が今後どうなっていくのか?

ここからは、公認心理師試験が今後どうなっていくのか考えてみます。

配点が変更される

公認心理師試験の配点は一般問題が1問1点、事例問題が1問3点となっていて、この配点には問題があると考えています。

なぜなら、事例問題が全問正解できれば、一般問題の正答率は20%程度しかなくても合格できてしまうからです。

もし午前、午後ともに事例問題に全問正解した場合、下記のように一般問題は午前、午後ともに12問の正解で合格することができます。

公認心理師試験の【午前】

一般問題:12問 × 1点 = 12点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【正答数】31問、【合計得点】 69点

公認心理師試験の【午後】

一般問題:12問 × 1点 = 12点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【正答数】31問、【合計得点】 69点

これらをまとめると次のようになります。

【午前・午後】の合計

一般問題:24問 × 1点 = 24点

事例問題:38問 × 3点 = 114点

【正答数】62問、【合計得点】138点

一般問題は午前、午後を合わせて116問あります。

116問中たったの24問正答すれば合格できることになります。

この場合の正答率は、たったの20.7%です。

公認心理師試験は、2022年まで移行措置が取られています。

現任者(Gルート)を救済するための措置として、このような配点にしているかもしれません。

現任者(Gルート)など受験資格については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

しかし、心理学の一般問題を20%程度しか取れない人が国家資格である公認心理師試験に合格するのはいかがなものかと思います。

実際どうなるのかは分かりませんが、配点は変更した方が良いと考えています。

公認心理師試験の配点変更については公認心理師試験の合格基準は60%以上 ← 配点は見直すべしで解説しています。

基準となる正答率が設定される

公認心理師は公認心理師の制度が施行される前に、厚生労働省の公認心理師カリキュラム等検討会でさまざまな検討がなされています。

そして、その内容が公認心理師カリキュラム等検討会報告書にまとめられています。

その中で、公認心理師試験の合格基準について下記の記述があります。

全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める

公認心理師カリキュラム等検討会報告書

この文章の基本的能力を主題とする問題が何を指すのかは分かりませんが、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定めることが明記されています。

そのため、将来的には何らかの基準が定められるかもしれませんが第2回公認心理師試験で合格基準は変更されませんでした。

そのため、おそらく2022年までの移行期間中には変更はないと考えています。

合格基準については公認心理師試験の合格基準は60%以上 ← 配点は見直すべしで解説しています。

試験内容が変更される

第1回公認心理師試験では、詳細な内容を問われるような問題がありませんでした。

例えば、事例問題でロールシャッハテストのスコアやWAISの結果からクライエントの状態を読み取らせるような問題です。

このことについては【感想】第1回公認心理師試験を受験して思ったことで解説しています。

公認心理師として幅広い知識とスキルを求めているように感じましたが、一方で個々についてはあまり深くは求めていない印象を受けました。

しかし、第1回公認心理師試験(追加試験)からかなり突っ込んだ内容を問う問題が増えました。

正直、今まで聞いたことがないような理論なども出題されていて一気に難易度が高くなりました。

試験の難易度が上がっているのことは、合格率にも表れています。

第1回公認心理師試験の合格率については【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話で解説しています。

第2回公認心理師試験でもその難易度は変わらず、しっかりと勉強しないと合格できない試験になっています。

第2回公認心理師試験の合格率については【2019年】第2回公認心理師試験の合格率から分かることで解説しています。

これまで追加試験も含め3回の試験が行われたのですが、すべて問題は文章のみです。

第1回公認心理師試験に比べ事例問題の中でWAISの4つの結果(IQ)が示されたりはしましたが、図を使ったような出題はありません。

しかし、臨床心理士試験のように今後はそのような問題も増えていくと考えています。

今後も注目していきたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師試験と試験の今後について解説しました。

まとめると

公認心理師試験

  • 問題数:154問(午前77問、午後77問)
  • 午前問題:一般問題58問、事例問題19問
  • 午後問題:一般問題58問、事例問題19問
  • 配点:一般問題1問1点、事例問題1問3点
  • 合格基準:60%以上(230点満点中138点以上)
  • 合格率46.4%(第2回)

公認心理師試験の今後

  • 配点が変更される
  • 基準となる正答率が設定される
  • 試験内容が変更される

ただし、移行措置がある2022年までは、特に変更はなく現行のまま試験は行われると考えています。

【感想】第1回公認心理師試験を受験して思ったこと

【感想】第1回公認心理師試験を受験して思ったこと

第1回公認心理師試験の感想を聞きたい人も多いのではないでしょうか?

実際に受験した人の感想は、これから受験する人にとって参考になります。

この記事を読むことで第1回公認心理師試験の感想、さらに第2回以降試験を向ける人に向けてのアドバイスが分かります。

第1回公認心理師試験の感想

第1回公認心理師試験の感想

2018年9月9日に実施された第1回公認心理師試験を受験しました。

その時の感想を話したいと思います。

公認心理師法の出題が少ない

第1回公認心理師試験について出題基準、ブループリントを中心に勉強した人にとって1番驚いたというか、想定外だったのは公認心理師法がほとんど出題されなかったことではないでしょうか?

第1回公認心理師試験の出題基準、ブループリントについては【2018年】第1回公認心理師試験のブループリントをご覧ください。

ブループリントでは「1 公認心理師としての職責の自覚」「2 問題解決と生涯学習」「3 多職種連携と地域連携」で9%となっています。

154問中の9%は13.86問なので「1 公認心理師としての職責の自覚」「2 問題解決と生涯学習」「3 多色連携と地域連携」で約14問出題される計算になります。

そして、公認心理師法はあくまで「1 公認心理師としての職責の自覚」の一部に過ぎないのですが、全くと言っていいほど出題されませんでした。

ちなみに、問題冊子の見開きに注意事項が記載されていて、マークシートの解答方法の例として公認心理師法の問題がありました(^^;

第1回公認心理師試験の問題については【こう使うべし】公認心理師過去問の入手方法と活用方法を解説から入手することができます。

心理検査について詳しく聞いてこない

心理検査について、詳しい知識を問う問題がありませんでした。

例えば、事例問題でロールシャッハテストのスコアからクライエントの状態を答えさせるような問題やWISCやWAISの結果からクライエントの状態として適切なものを選ばせるような問題はありませんでした。

一般問題でも心理検査の詳細に関する問題は出題されませんでした。

全ての問題で図や表などは一切なく、ひたすら日本語の文章問題ばかりです。

出題基準、ブループリント周辺からの出題も多い

公認心理師試験対策講座では出題基準、ブループリントに対応した授業を行っていました。

もちろん、出題基準のキーワードだけではなく、必要に応じて周辺キーワードも授業に取り入れていました。

しかし、実際に公認心理師試験を受けた感想としては先程の公認心理師法もそうですが全体的に出題基準やブループリント周辺からの出題も多いと感じました。

時間が足りないことはない

臨床心理士試験に比べ、時間が足りないことはありませんでした。

これについては、1問当たりの問題や選択肢の文章が短いことが理由ですね。

公認心理師試験と臨床心理士試験の違いについては【結論】公認心理師と臨床心理士のどちらを目指すべきかお答えしますで解説しています。

つかみどころがない

全体としての感想ですが、つかみどころがない試験だと感じました(^^;

心理学の試験であり幅広く出題されているのですが、心理検査などは深くは問われない…そんな感想です(^^;

第2回公認心理師試験を受験する人へのアドバイス

第2回公認心理師試験を受験する人へのアドバイス

公認心理師法について手を抜かない

第2回以降も公認心理師法について出題されないとは思いません。

出題者がよりブループリントに合わせようと考えた場合、公認心理師法から出題されると思います。

公認心理師は国家資格であるため多くの人が公認心理師法からの出題を予想したと思いますが、第1回公認心理師試験ではたまたま出題されなかったと考える方が妥当です。

そのため、公認心理師法についてはしっかり抑える必要があります。

心理検査について詳しく勉強する

第1回公認心理師試験ではロールシャッハテストのスコアの解釈やWISC、WAISの解釈は出題されませんでしたが、まだ1回試験が行われただけです。

そのため、もうしばらく様子を見るべきです。

そして、仮に出題されても良いように勉強して準備しておくべきです。

出題基準、ブループリントのキーワードの周辺まで勉強する

出題基準、ブループリントのキーワードからの出題が少ないと感じました。

むしろ、キーワードの周辺からの出題が多かった印象です。

出題基準、ブループリントのキーワードはもちろん、その周辺まで勉強する必要があります。

幅広くまんべんなく勉強する

出題基準・ブループリントからの出題が少なかったという話とつながるのですが、公認心理師試験は心理学全般から出題される試験です。

そのため、心理学の重要キーワードについては出題基準・ブループリントに記載されていなくても抑える必要があります。

しっかり問題演習をする

問題を解くことで、今まで知らなかった知識や勘違いに気づくことができます。

公認心理師試験では引掛け問題はほとんどありませんでしたが、細かい知識の習得や勘違いの修正には問題演習が適しています。

また、これは人によるかもですが、問題を解くことで知識を覚える人もいます。

知識をインプットしたらアウトプットする練習をしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

第1回公認心理師試験の感想、さらに第2回公認心理師試験を受ける人へ向けたアドバイスを話しました。

まとめると

第1回公認心理師試験の感想

  • 公認心理師法の出題が少ない
  • 心理検査について詳しく聞いてこない
  • 出題基準、ブループリント周辺からの出題も多い
  • 時間が足りないことはない
  • つかみどころがない

第2回公認心理師試験を受験する人へのアドバイス

  • 公認心理師法について手を抜かない
  • 心理検査について詳しく勉強する
  • 出題基準、ブループリントのキーワードの周辺まで勉強する
  • 幅広くまんべんなく勉強する
  • しっかり問題演習をする

試験では心理学全般から幅広く出題されるので、早めに準備することが重要ですね。

【判明】公認心理師試験の合格基準は正答率60%以上というのは間違い

【判明】公認心理師試験の合格基準は正答率60%以上というのは間違い

公認心理師試験の合格基準について知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

また、今後の合格基準がどうなっていくのか知りたい人もいると思います。

この記事を読むことで公認心理師試験の合格基準、さらに今後の合格基準がどうなっていくのかについて解説します。

公認心理師試験の合格基準

公認心理師の合格基準

まず、現在の公認心理師試験の合格基準について解説します。

230点満点中138点(60%)以上

第1回公認心理師試験の合格基準は、230点満点中138点(60%)以上で合格でした。

正確には、追加試験では不適切な問題があったため229点満点の人もいましたが、ここでは230点満点として考えます。

第2回公認心理師試験の合格基準も、230点満点中138点(60%)以上で合格でした。

正確には、第2回公認心理師試験では不適切な問題があったため228点満点、229点満点の人もいましたが、ここでは230点満点として考えます。

午前問題、午後問題ともに77問出題され、それぞれ一般問題58問、事例問題19問でした。

公認心理師試験【午前・午後】

【午前】問題数77問:一般問題58問、事例問題19問

【午後】問題数77問:一般問題58問、事例問題19問

ただし、配点には注意が必要

公認心理師試験を午前問題と午後問題に分け、それぞれ一般問題と事例問題の問題数、配点から合計得点をまとめてみました。

まず、午前問題についてです。

【午前問題】

一般問題:58問 × 1点 = 58点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【問題数】77問、【合計得点】115点

次に、午後問題についてです。

【午後問題】

一般問題:58問 × 1点 = 58点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【問題数】77問、【合計得点】115点

午前と午後で全く同じですね。

これらを合計すると、154問230点満点の試験となります。

ただ、気をつけないといけないのは、午前午後ともに事例問題の配点が3点となっている点です。

そのため、一般問題は116問なのに対して事例問題が38問と問題数は約1/3なのですが、配点は一般問題が116点なのに対して事例問題が114点とほぼ同じになります。

合格基準は正答率60%ではなく得点率60%になっている

公認心理師については公認心理師試験が行われる前にどのような制度にするか公認心理師カリキュラム等検討会で話合いが行われていました。

そして、話し合われた内容について公認心理師カリキュラム等検討会報告書にまとめられています。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書のp.30には公認心理師試験の合格基準について次のように記載されています。

3.合格基準

  全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書

しかし、実際の公認心理師試験では正答率60%以上ではなく、得点率60%(138点)以上が合格基準となっています。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書には合格基準を全体の正答率が60%程度以上となっていますが、実際の合格基準は得点率が60%以上となっています。

事例問題が全問正解できれば、154問中62問の正解で合格できます。

その時の正答率は、約40%しかありません。

公認心理師試験の合格基準は今後どうなっていくのか?

公認心理師の合格基準が今後どうなっていくのか?

では、公認心理師試験の合格基準は今後どうなっていくのでしょうか?

事例問題の配点見直し

結論から言うと、事例問題の配点を見直す可能性があると思っています。

というか見直すべきだと思っています^^;

一般問題が1問1点なのに対して、事例問題が1問3点というのは高すぎます。

仮に事例問題に全問正解した場合、合格基準に到達するためのシュミレーションをしてみました。

まず、午前問題についてです。

【午前問題】

一般問題:12問 × 1点 = 12点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【正答数】31問、【合計得点】 69点

次に、午後問題についてです。

【午後問題】

一般問題:12問 × 1点 = 12点

事例問題:19問 × 3点 = 57点

【正答数】31問、【合計得点】 69点

午前、午後をまとめると次の通りです。

【午前・午後】

一般問題:24問 × 1点 = 24点

事例問題:38問 × 3点 = 114点

【正答数】62問、【合計得点】 138点

このように一般問題116問中24問しか正答しなくても、合計138点となり合格できてしまいます。

一般問題116問中24問が正解ということで、この場合の一般問題の正答率は21%未満です。

この場合、全体では154問中62問が正解ということで、全体の正答率は約40%で合格できることになります。

もちろん、事例問題が全問正解すればの話ですが、一般問題で2割程度しか取れない人が合格するのは正直どうかと思います

第1回公認心理師試験については、2018年9月9日の試験から2018年11月30日の合格発表まで約2ヶ月半以上の期間がありました。

その間に、合格者数について色々なシュミレーションを行ったと考えています。

具体的には、最初に全ての問題を1問1点で計算してみたのではないでしょうか?

しかし、想定しているよりもはるかに合格者数が少なかった…

そこで1問につき2つ回答するものについて、それぞれの回答につき1点ずつの配点にして再計算…

しかし、想定しているよりもかなり合格者数が少なかった…

そこで、今度は事例問題の配点を1問2点で計算…

しかし、それでも想定している合格者数に満たなかった…

そこで最後の手段として事例問題の配点を1問3点で計算…

すると合格者数が想定していた人数に達した…

あくまでも推測ですが、このようなシュミレーションを行った結果、事例問題を1問3点にしたと考えています。

そして、第2回公認心理師試験も一般問題は1問1点、事例問題は1問3点でした。

事例問題の配点は見直すべきだと思っていますが、おそらく特例措置がある経過期間中はこの配点は変わらないでしょう。

一般問題、事例問題に基準点

経過期間終了後は一般問題、あるいは事例問題に基準点が設けられるのではと思っています。

理由は、公認心理師カリキュラム等検討会報告書のp.30に合格基準について次のように記載されているからです。

3.合格基準

  全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書

公認心理師カリキュラム等検討会報告書に書かれている基本的能力を主題とする問題が、何を指しているのかは分かりません。

仮に一般問題だとすれば、全体として60%以上の得点率だったとしても一般問題が基準となる正答率に達していなければ不合格になるのではと思っています。

同じく事例問題だった場合、全体として60%以上の得点率だったとしても事例問題が基準となる正答率に達していなければ不合格になるのではないかと考えています。

ただし、一般問題や事例問題に基準点を設けることも特例措置がある経過措置期間中はないでしょう。

分野毎に基準点

可能性としてはかなり低いとは思いますが、分野毎に基準点を設けることもあり得ます。

公認心理師は保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5分野で活躍することが期待されています。

そのため、保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働のそれぞれの分野で最低何%以上という基準を設け、その基準を超えなければ不合格とするようなことがあるかもしれません。

ただし、分野毎に基準点を設けることも特例措置がある経過期間中はないでしょう。

また、経過期間終了後も可能性としては低いと思います。

公認心理師試験の合格基準が変わっても合格する方法

公認心理師の合格基準が変わっても合格する方法

経過措置期間中は公認心理師試験の合格基準は変わらないと思いますが、もし変わっても合格する方法について解説します。

一般問題、事例問題どちらでも得点できる

これまで話してきたように公認心理師試験では事例問題の配点が1問3点と高く、かなり現任者に配慮していたように思います。

おそらく経過期間中はこの配点のままだと思いますが、経過期間終了後はどうなるか分かりません。

また、経過期間中でも事例問題に難しい問題が集中して得点が稼げないことも考えられます。

そのため、一般問題、事例問題どちらでも得点できるようにすることが重要です。

そして、これは公認心理師試験に限ったことではありません。

大学院時代に将来臨床しかしないからという理由で心理統計や心理研究法についてあまり勉強しない人がいましたが、とても残念なことだと思います。

基礎と臨床が車の両輪であるように、一般問題も事例問題も両方解けるように努力すべきです。

どの分野でも得点できる

公認心理師は、5分野で活躍することが期待されています。

そのため、分野毎に基準点が定められたとしても、ある程度どの分野でも得点できる必要はあると思います。

もちろん、5分野すべてで経験がある人は、なかなかいないと思います。

そのため、得意分野や不得意分野があるのは仕方がありませんが、ある程度どの分野であっても得点できるように努力する必要はあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

公認心理師試験の合格基準、今後合格基準がどう変わっていくのか、さらに合格基準が変わったとしても合格する方法について解説しました。

まとめると

公認心理師試験の合格基準

  • 230点満点中138点(60%)以上
  • ただし、配点には注意が必要
  • 合格基準は正答率60%以上ではなく得点率60%以上になっている

公認心理師試験の合格基準は今後どうなっていくのか?

  • 事例問題の配点見直し
  • 一般問題、事例問題それぞれに基準点
  • 分野毎に基準点

公認心理師試験の合格基準が変わっても合格する方法

  • 一般問題、事例問題どちらでも得点できる
  • どの分野でも得点できる

今後も合格基準や配点がどうなっていくのか要注目ですね。

【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話

【予測】公認心理師の合格率は今後下がり続けるという話

公認心理師の合格率について知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

また、今後の合格率がどうなっていくのか知りたい人もいると思います。

この記事を読むことで公認心理師の合格率、さらに今後の合格率がどうなっていくのかが分かります。

公認心理師の合格率

公認心理師の合格率

第1回公認心理師試験は、2018年9月9日に実施されました。

ただ、北海道胆振東部地震が発生したことで一部の人は2018年12月16日に受験することになりました。

第1回公認心理師試験(2018年9月9日試験)の合格率

第1回公認心理師試験(2018年9月9日試験)については、次のような結果でした。

第1回公認心理師試験(2018年9月9日試験)の受験者数

受験者数が35,020人、合格者数が27,876人、全体の合格率は79.6%でした。

受験区分別の合格者数、割合、合格率は次の通りです。

第1回公認心理師試験(2018年9月9日試験)の区分別の合格率

受験区分別では区分D1の合格率が86.2%と最も高く、区分D2が74.7%、区分Gが73.4%でした。

受験区分の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

区分D1の受験者は大学院を修了していることから、合格率が高くなったと考えられます。

区分D2の受験者は大学院を修了していますが、2018年3月に修了したばかりで臨床経験が浅いため区分D1に比べ合格率が低くなったと考えられます。

区分Gの受験者は臨床経験5年以上の現任者ですが、大学院を修了している人もいれば大学を卒業していない人もいるなど色々な経歴の持ち主です。

ただし、今回の試験では事例問題の配点が高かったことの恩恵を最も受けたと思われます。

第1回公認心理師試験(追加試験)の合格率

第1回公認心理師試験(追加試験)の合格率については、次のような結果でした。

第1回公認心理師試験(追加試験)の受験者数

受験者数が1,083人、合格者数が698人、全体の合格率は64.5%でした。

受験区分別の合格者数、割合、合格率は次の通りです。

第1回公認心理師試験(追加試験)の区分別の合格率

受験区分別では区分D1の合格率が70.3%と最も高く、区分D2が69.7%、区分Gが59.5%でした。

全体的に9月9日の試験に比べ、合格率は低くなっています。

区分D1がかろうじて70%台、区分D2は70%を切り、区分Gは60%を切って50%台でした。

過去問題があったこと、事例問題が1問3点であったことが分かっていたので試験問題は難しくなることが予想できました。

実際に合格率を見ると、9月9日に比べ難しい試験であったことがわかります。

第1回公認心理師試験(総合)の合格率

第1回公認心理師試験(総合)については、次のような結果でした。

第1回公認心理師試験(総合)の受験者数

受験者数が36,103人、合格者数が28,574人、全体の合格率は79.1%でした。

受験区分別の合格者数、割合、合格率は次の通りです。

第1回公認心理師試験(総合)の区分別の合格率

受験区分別では区分D1の合格率が85.8%、区分D2が74.6%、区分Gが72.9%でした。

追加試験の合格率は低かったのですが、2018年9月9日試験の受験者数が圧倒的に多かったため、総合すると合格率は79.1%と高くなっています。

【予測】今後の公認心理師の合格率

【予想】今後の公認心理師の合格率

今後の公認心理師試験の合格率の推移について予想してみました。

経過措置の間、合格率は下がり続ける

結論から言うと、今後合格率は下がり続けると考えています。

2018年の第1回公認心理師試験から2022年の第5回公認心理師試験までは経過措置期間として特例措置が設けられています。

特例措置とは、現任者に受験資格を認めるものです。

この人々の経歴はさまざまであり、臨床心理士もいれば臨床心理士資格を持たないカウンセラーもいます。

現在、最も心理職で有名な臨床心理士は大学院修了が受験の条件となっており、第1回公認心理師試験前の2018年4月1日時点で34,504人いました。

臨床心理士の人数については公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会のホームページをご覧ください。

臨床心理士34,504人のうち公認心理師試験を受験しなかった人もいると思いますが、かなりの人が受験したと思われます。

区分D1の人は、ほとんどが臨床心理士だと思われます。

もちろん臨床心理士資格を持たない区分D1の人も若干いると思われますが、ほとんどが臨床心理士だと考えて間違いないでしょう。

また、区分Gにも臨床心理士はかなりの人数が含まれていると思われます。

具体的には大学院での科目読替えができず、区分D1で受験できなかった人たちです。

仮に区分Gの合格者12,531人の半分である約6,000人が臨床心理士だったとしたら、区分D1の合格者14,840人と合わせて約21,000人の臨床心理士が公認心理師試験に合格したことになります。

あくまで予想ですが、臨床心理士約35,000人のうち約21,000人が公認心理師試験に合格したというのは、そんなに間違った数値ではないと考えています。

ちなみに、区分D2は今年大学院を修了して臨床心理士試験を受験する人たちです。

つまり、臨床心理士の大部分が第1回公認心理師試験に合格したということです。

そして、第2回以降の公認心理師試験は区分Gの人が1番多い試験になると思われます。

その場合、区分別の合格率が示すように合格率は下がると思われます。

もっと言うと、第2回公認心理師試験では今回受験を見送った区分D1の臨床心理士が合格し、ほとんどの臨床心理士が公認心理師試験に合格すると思われます。

その結果、毎年合格率は下がり続けると考えられます。

最終的には合格率60%前後に落ち着く

臨床心理士試験の受験者、合格者、合格率の推移は次の通りです。

臨床心理士試験推移

公認心理師試験は厚生労働省・文部科学省の管轄ですが、厚生労働省管轄の国家資格として精神保健福祉士があります。

精神保健福祉士の受験者数、合格者数、合格率の推移は次の通りです。

精神保健福祉士試験推移

どちらも第1回目の試験の合格率が際立って高いですね。

そして、第2回試験以降だんだん合格率は下がっていき最終的には60%前後で落ち着いています。

このことから経過措置が終わる2022年までに合格率は60%前後になると思われます。

合格率の高い今が受験のチャンス

合格率の高い今が受験のチャンス

では、いつ受験すれば良いのでしょうか?

ここでは、いつ受験すれば良いのか説明します。

早ければ早いほど合格率が高いため、合格しやすい

公認心理師試験を受験するなら、早ければ早いほど有利です。

理由は、臨床心理士試験と精神保健福祉士試験の合格率の推移を見てもらえば分かるように、早く受験すればするほど合格率が高いからです。

特例措置は2022年までなので、早めの受験が有利

公認心理師試験の特例措置は、2022年まで有効です。

特に区分Gの人の受験資格が認められるのは、2022年までです。

ちなみに、今のところ区分D1、区分D2、区分E、区分Fの人の受験資格には期限がありません。

受験区分の詳細については【完全】公認心理師の受験資格8パターン全てを分かりやすく解説で解説しています。

しかし、区分Gで2022年に受験することを考えてみてください。

この1回の受験で合格しないと、区分Gで公認心理師資格を取得することはできません。

そのときのプレッシャーは相当なものだと思います。

そう考えると早めに受験して合格しておいた方が良いでしょう。

また、区分D1、区分D2、区分E、区分Fの人の受験資格も今後どうなっていくのかはわかりません。

そう考えると、この受験区分の人も早めに受験して合格しておくことをおススメします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は第1回公認心理師試験の合格率、さらに今後の公認心理師の合格率がどうなっていくかを説明しました。

まとめると

公認心理師の合格率

  • 第1回公認心理師試験(2018年9月9日)の合格率は79.6%
  • 第1回公認心理試験(追加試験)の合格率は64.5%
  • 第1回公認心理試験(総合)の合格率は79.1%

【予測】今後の公認心理師試験の合格率

  • 経過措置の間、合格率は下がり続ける
  • 最終的に合格率60%前後に落ち着く

合格率が高い今が受験のチャンス

  • 早ければ早いほど合格率が高いため、合格しやすい
  • 特例措置は2022年までなので、早めの受験が有利

公認心理師については、特例措置がある今のうちに受験し合格しておくことをおススメします。